私は、頸椎の腫瘍摘出手術の経験があります。
人間の体には脊椎26個のうち、頸椎は7個あります。
(頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎1個、尾椎1個)
その4番目から7番目に腫瘍があり、首を圧迫するような痺れを感じていたため、
6時間以上の手術により摘出しました。
症状としては、首の圧迫感と顔面の痺れ、舌の痺れ、物を落としやすい、
坂を登り難い、ふらつきによる歩行障害がありました。
坂を上りにくいというのは、足を一生懸命に動かしても両足が均等に動かないので
前進しないということです。
その他、手すりを使わなければバランスを崩して階段を上がることはできませんでした。
手術後、首を上に向けると顔面に痺れが走ったり、舌が痺れるという症状がなくなりましたが、
上肢の筋力低下が目立つように思います。
実際、以前は左右15程度だった腕力が現在は左右8~9まで落ちてしまいました。
階段を手すりなしで上るのは少し難しいですが、坂を上る際に両足がバランス良く
動くようになったので上りやすくなりました。
お世話になっている先生のおかげで感覚神経を傷つけることなく感覚障害や運動障害が
出ることはありませんでしたが、中には頸椎の腫瘍で激痛を伴う方もいるようです。
現在は、ジムに通いながら筋力トレーニングに励みながら生活しています。